「生薬配合」では届かない。お客様が本当にお金を払っている「未来」の話

「煎じ薬を扱っています」「資格を持った専門家が対応します」。そう投稿しても、いいねも問い合わせも増えない。「何を書けばいいんだろう」と手が止まったことはありませんか。
薬剤師・登録販売者として、中医学を仕事にしたい。そう考えている方にとって、「知ってもらう力」は相談の腕と同じくらい大切です。その入り口になるのが、SNSでの発信です。
中医学キャリアスキルラボのおぎ先生講座で、「SNS発信」をテーマにした講義が行われました。
「メリット」と「ベネフィット」の違いから、自分だけの差別化まで。投稿の中身を根本から見直すワークショップです。今回は、講義の内容と受講生の声をご紹介します。
📣 SNSは、魔法の集客装置ではない
フォロワーが約20人のアカウントで、講座の受講者を10人集める。SNSの告知だけで、集まると思いますか❓️
答えは「まったく集まらない」。これはおぎ先生ご自身の体験です。
最後に人を動かしたのは、友人への直接のお願いと、リアルな声かけでした。SNSは「知ってもらう場所」であって、申し込みを生む場所ではありません。
申し込みにつながるには、「なぜあなたから買うのか」が必要です。自分である理由と、相手が得られる未来。それを言葉にして、信頼を積み重ねていく。SNSは、その入り口です。
🎁 お客様は「成分」ではなく、「未来」にお金を払う
「生薬成分配合」「煎じ薬を扱っています」「資格を持った専門家が対応します」。これらはすべて、メリット(特徴・利点)です。
では、ベネフィットとは何でしょうか。その商品やサービスで、お客様が手に入れる未来の変化です。「朝すっきり目覚められる」「不妊の不安から解放されて、笑顔で毎日を過ごせる」「鏡を見るのが楽しみになる」。
お客様がお金を払っているのは、成分やスペックではありません。その商品を手に入れることで変わる、自分の未来です。
講座では、受講生一人ひとりが自分のサービスのベネフィットを言葉にしました。「バラバラだった知識がつながり、自信を持って薬膳を伝えられる自分になれる」「薬に頼りすぎず、季節や体質に合わせたセルフケアが身につく」「正体不明の不安や恐怖から解放される」。同じ中医学でも、届ける未来は人それぞれです。
🧵 差別化とは、「誰よりすごい」ことではない
差別化と聞くと、競合よりすごい実績やスキルが必要だと思いませんか。実は、そうではありません。
大切なのは、誰に届けるかの解像度を上げること。「ただ不調に悩む女性」ではなく、「子育て中でイライラしてしまう女性」「50代で胃腸が弱い女性」。ここまで絞ると、「これは私のことだ」と刺さります。
そして、誰にも真似できない強みがもうひとつあります。「なぜ自分がこの仕事をしているのか」という原体験です。子どもの頃に母が漢方で治してくれた。どんな相談でも最後まで手を離さない。そのストーリーが、ファンをつくります。
投稿を作るときの3つの問い。誰に向けて書くのか。なぜ自分がやっているのか。どんな未来が得られるのか。それぞれを自分のサービスでどう言葉にするか。その具体的な中身は、講義の中でお伝えしています。
🌿 講義の中身が気になった方へ
💬 受講生の声――「言葉にならない。だから、勉強になった」
講義後のアンケートに寄せられた声をご紹介します。
自分の投稿を見返して、気づいたこと
「自分のSNSの投稿を見返してみたら、メリット中心の独りよがり投稿ばかりでした。私の場合、ペルソナさんがしっかりと定まっていないことが、原因だなと思いました。ペルソナさんを定めて、ベネフィットをしっかりと考えて投稿に繋げていきます!」
「最近の投稿を振り返るとベネフィットをあまり言えていないなあと思いました。誰に何を届けたいか明確じゃないなと感じます。情報を発信するだけじゃあまり価値がなくて、自分だからできることをもっと発信していきたいと思いました。」
言葉にならないもどかしさの、その先に
「思いがなかなか言葉にならないもどかしい講義でした。でもこういう言語化の掘り下げがベネフィットを産むというのがわかって勉強になりました。」
「しっかりと芯の太い思いはあるのにそれがうまく表現できていなかったり、差別化ポイントとして自分では気づいていなかったりするんだなあ、としみじみと思いました。自分で言語化するのも大事ですけれど、今日のように人に聞いてもらってそこからのフィードバックで気づいていくのもいいな、と思います。」
「今はまだSNS発信を始めていないので、お題に対して答えに詰まるところがあり、自分の中の思いがうまく思い描けず、なかなか言葉になりませんでした。しかし、他の方のいろいろな回答を見せていただいているうちに、共感するところや言葉にならなかった思いに気づくことが出来ました。」
店頭でも、SNSでも使える考え方
「普段、患者さんに簡単に生活指導をしたり、養生をお勧めすることがあります。そのときも、メリットだけではなく、ベネフィットも想像できるようにお話ししないと、なかなか行動につながらないなあと思っていました。SNSも同じですね。この考え方、健康イベントやいろんなところで使えそうです。」
「何故この仕事をしているのか、自分を振り返り、今感じるところを書いてみて、自分の芯を再確認した気持ちです。この内容で、自己紹介投稿やプロフ修正をしてみようと思います。」
仲間の思いが見えるから、がんばれる
「インスタ投稿 始めて見たものの、ペルソナがいまだに定まらず・・・って感じです。とはいえ 皆さんの思いや動機が見えてとてもよかったです。私もがんばろって思います。」
「初めての参加でしたが「ベネフィット」や差別化などじっくり考えることができました。もう少し自分なりに考えを整理していこうと思います。」
🌱 中医学を、あなたの強みに
「生薬配合」と書くか、「朝すっきり目覚められる」と書くか。言葉をひとつ変えるだけで、届く相手が変わります。
「この人に相談してみたい」。そう思ってもらえる発信ができたら。ベネフィットと自分のストーリーを知ることは、その力をくれる学びです。
薬剤師・登録販売者として、「中医学をもっと知りたい」「中医学を仕事にしたい」。そう思ったら、まずはお気軽にご相談ください。中医学キャリアスキルラボでは、中医学の講義だけでなく、SNS発信のように「仕事にする」ための講座も開いています。あなたに合った学び方を、一緒に考えます✨
🌿 まずは、動画を見てみるだけでも。
視聴は無料です。入会を決めていなくても、お気軽にどうぞ。
※本記事は講座内容の紹介です。特定の商品やサービスを推奨するものではありません。