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「カップ麺はやめましょう」では伝わらない。超加工食品の時代に、薬膳でできること

「カップ麺はやめましょう」では伝わらない。超加工食品の時代に、薬膳でできること

「忙しくて、つい菓子パンやカップ麺で済ませてしまうんです」。店頭でそう打ち明けられたとき、「やめましょう」以外の言葉が出てきますか。

薬剤師・登録販売者として、中医学を仕事にしたい。そう考えている方にとって、食べ物の相談に答えられる力は、大きな武器になります。中医学には、食べたものが体にどう影響するかを読み解く考え方があります。

中医学キャリアスキルラボの和田先生講座で、「薬膳」をテーマにした講義が行われました。

今回のテーマは「超加工食品」。避けきれない現代の食生活と、どう付き合うか。中医学と薬膳の視点から考えるワークショップです。今回は、講義の内容と受講生の声をご紹介します。

🍜 カップ麺は、体の中で何を起こすのか

カップ麺やスナック菓子、菓子パンに清涼飲料水。工業的な製法で作られるこれらの食品は、「超加工食品」と呼ばれます。食品を加工の度合いで4つに分ける「NOVA分類」の、いちばん上のグループです。

塩分・油脂・人工添加物を、まとめて多量にとる。すると腸内細菌のバランスが崩れ、肥満や慢性炎症につながります。脳の報酬系が刺激されて、「やめられない」依存傾向も生まれます。

では、中医学ではどう見るのでしょうか。高甘・高脂・高塩の食事は、体の中に「痰湿」「湿熱」「お血」といった病邪を生み出すと考えます。

まず傷つくのは、消化吸収を司る「脾胃」。お腹の張り、食欲不振、食後の強い眠気。そこから肝・肺・腎・心へと、不調が広がっていきます。

🌿 添加物ごとに、体の傷み方が違う

「添加物は体に悪い」。それだけでは、相談の場で使えません。どの添加物が、体のどこを傷めるのか。ここまで分かると、おすすめする食材が変わります。

たとえばハムや練り物に使われるリン酸塩。カルシウムを流出させ、中医学でいう「腎」を傷めます。ゼロカロリー飲料の人工甘味料は、甘味の錯覚で脾胃や腎を弱らせ、情緒の不安定にもつながります。

添加物ごとに、補う食材・冷ます食材・巡らせる食材を使い分ける。これが薬膳の考え方です。

さらに体質別。お腹が張って体が重い人。口が苦くてニキビが出る人。胃がモヤモヤして口が渇く人。イライラしてため息が多い人。同じ「超加工食品の食べすぎ」でも、体質によって選ぶ食材は変わります。

🥢 大根とクチナシの、薬膳ピクルス

材料は、大根・クチナシの実・昆布出汁・塩麹・旬の柑橘。超加工食品でたまった熱と湿をリフレッシュする、簡単な浅漬けです。

クチナシは、全身の余分な熱を鎮めてデトックスを促す。柑橘は、気の滞りを巡らせる。大根と塩麹は、消化を助ける。ひとつの浅漬けの中に、薬膳の考え方が全部入っています。

クチナシは、おせちの栗きんとんに使うあの実です。薬膳は、特別な材料を揃えなくても始められます。

分量や手順、クチナシの出汁の取り方。そして添加物ごと・体質ごとの食材一覧。その具体的な中身は、講義の中でお伝えしています。

🌿 講義の中身が気になった方へ


💬 受講生の声――「怖くなるほど。でも、救いがある」

講義後のアンケートに寄せられた声をご紹介します。

知って、怖くなった。だから、変えたい

「日常でいかに体に悪い添加物をとっているのか!!と知り、怖くなるほどでした。ただ、それをデトックスする方法があるのは救いですね。少しずつでも取り入れていこうと思います。」

「薬膳て身近に沢山あるのですね。麦門冬が身近な植物ということに驚きました。また、ついつい、加工食品を当たり前に使ってしまいますが怖いですね。もう少し丁寧な食生活を心掛けなければいけませんね。」

「麦門冬などの薬膳食材を家のベランダのプランターに植えて、薬膳レシピ作ってみたいと思いました。あと、クコの実の酢と最後のクッキング、是非私も作ってみようと思いました。」

「避ける」より、「付き合う」

「添加物自体も「よくないもの」のイメージがありますが、実際にはそのおかげで品質が安定し、衛生的で安全な食事が実現できている部分もあります。なのでむしろ、どううまく付き合うかが大事で、その付き合い方の中に薬膳の知識やテクニックを活かすことができると良いのかも、とお話を聞いていて思いました。」

「なるべく添加物などを排除する生活というよりは、日本の伝統的な調味料を適量使い、季節の食材を楽しむ。調理の仕方も陰陽に偏りすぎない優しい調理法で、というのが普通にできるようになっています。」

店頭で伝える、むずかしさ

「やっぱり、「脾」は大切にしないと、そこから全部の臓腑に影響が出るのも・・納得なんですが、伝えるのは難しいですね。日頃から、発酵食品を摂って出せる体を作ってとは意識してお伝えしてますが・・私自身もまだまだ、添加物減らせますね。」

「食品添加物の過剰摂取によって起きる症状と、それに対応する漢方や生薬、そして食材を学べて、実際にそれを使って料理してみたいなぁ、と思う講義でした。とても面白く、勉強になりました!」

「作ってみよう」が、たくさん

「毎日の料理でグループ1を出来るだけ多く使い、グループ4はこんなにも体への負担がかかるということを子供ともよく話し合っていきたいと思いました。実演もしていただき、楽しい授業であっという間の時間でした。」

「作りやすそうな薬膳を教えていただけて嬉しかったです。私は胃が悪くて生の野菜や果物を食べる時は勇気が必要なのですが、温かい味付きお出しに大根を入れるところを見て食べやすそうと嬉しく想像しています。」


🌱 中医学を、あなたの強みに

「カップ麺はやめましょう」ではなく、「大根の浅漬けを一品足してみませんか」。言葉がひとつ増えるだけで、相談の中身が変わります。

「忙しくて、つい」。そう打ち明けてくれた人に、責めずに寄り添える提案ができたら。薬膳の知識は、その力をくれる学びです。

薬剤師・登録販売者として、「中医学をもっと知りたい」「中医学を仕事にしたい」。そう思ったら、まずはお気軽にご相談ください。中医学キャリアスキルラボでは、理論の講義だけでなく、薬膳のように明日から使える講座も開いています。あなたに合った学び方を、一緒に考えます✨

🌿 まずは、動画を見てみるだけでも。

視聴は無料です。入会を決めていなくても、お気軽にどうぞ。

※本記事は講座内容の紹介です。特定の食品や治療法を推奨するものではありません。

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