中医学を学んでも、漢方相談に自信が持てない方へ――講義と受講者の声から見る「考える学び」

「処方名や中医学の理論を勉強しているけれど、相談の場面でどう活かせばよいか迷ってしまう」
知識を学ぶことと、その知識を使って考えること。その間に難しさを感じていませんか。
中医学キャリアスキルラボのよしくに先生講座では、婦人科・不妊症をテーマに、中医学の考え方と処方の構成を学びました。今回は、講義の様子と受講者の声から、知識を実践につなげる学びをご紹介します。
処方名の先にある「なぜ?」を考える
今回の講義では、中医処方の構成を読み解き、日本で扱う処方や生薬と照らし合わせて考える問いが出されました。
大切なのは、名前を覚えるだけでなく、「どのような目的で、この生薬が組み合わされているのか」と考えること。講師の問いかけに対して、受講者がZoomのチャットに回答を寄せる場面もありました。
受講後のアンケートには、次の感想が寄せられています。
「チャットにも書きましたが、中医処方を日本で作るために、何を掛け合わせるのか、頭を使う問題でしたが、とても面白かったです。」
これは、処方の構成や役割を理解するための学習上の問いです。自分の知識を使って答えを考えることで、理解できていることと、まだ整理できていないことが見えてきます。
仲間の回答も、学びの手がかりになる
自分では思いつかなかった回答に触れることも、参加型の講義ならではの経験です。
「日本にない漢方薬をどんな風に再現するか?骨格はなんとなく分かってきましたが、私には思い浮かばない、足りない部分を埋めていく先輩の知識が凄いなと思いました。」
同じ問いに向き合っていても、思い浮かぶ生薬や着目する点は人によって異なります。他の受講者の回答は、自分の考えを振り返る手がかりになります。
すぐに答えられることだけが学びではありません。「なぜ、その答えになるのだろう」と考え、講師の解説と照らし合わせることも、理解を深める一歩です。
難しかったところは、予習・復習とつなげる
今回のアンケートには、「難しかった」「進行が速く、ついていくのに精いっぱいだった」という趣旨の声もありました。専門用語や処方の知識が必要になる場面では、一度の受講ですべてを理解できるとは限りません。
一方で、この回の予習会が理解や参加を助けたという感想も寄せられています。事前に資料や考え方に触れることで、講義中に考えやすくなったという声です。
また、講義後の学習については、
「なかなか難しい内容だったのでアーカイブを見て復習しようと思います。」
という回答がありました。
講義で自分の課題に気づき、アーカイブで振り返る。今回の回答からは、受講者が予習・講義・復習をつなげて学ぼうとしている様子がうかがえます。
今の知識を、次の学びにつなげたい方へ
「知っている」ことを、相談の場面でどう使うか。そのためには、知識を整理することに加えて、自分で考え、他の人の視点や講師の説明と照らし合わせる経験が役立ちます。
今回の講義には、その過程を体験する場面がありました。
中医学キャリアスキルラボへの入会を検討されている方は、現在の学習経験や、これから中医学をどう仕事に活かしたいかをお聞かせください。受講内容や学び方について、まずはお気軽にご相談ください。